川崎青葉幼稚園のブログ

1月園だよりより

2024年01月10日 ブログ

新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃より当園の方針にご理解をいただき厚く感謝申し上げます。今学期も何卒宜しくお願いいたします。

また令和6年能登半島地震により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

さて、2023年を振り返りますと、コロナに対する行動制限が緩和され、少しずつですがコロナ前のような園運営ができるようになってきました。大勢の保護者の方にお越しいただける幼稚園はなんて素晴らしいんだろう、そう思った一年間でした。

2019年から始まった幼児教育無償化から5年目を迎えました。昨年5月には子ども家庭庁が発足し、異次元の少子化対策なんて言葉も耳にしました。しかしながら川崎市内の幼稚園の園児数は減少を続け、令和6年度4月には速報値で12,500名程度と、10年前の24,000名から半数になる見込みのようです。厳しい数字や不安なニュースも多い中ですが、私たちは目の前にいる子どもたちにより良い教育環境を提供するために日々努力と成長をしていきたいと思います。保護者の皆様には色々とご協力をいただくことがあると思いますが、本年もどうぞよろしくおねがいいたします。

いよいよ3学期です。幼稚園では、自分で考え自分で行動できるようになること、その基本になる気持ちの芽生えを助長し、子どもたちが将来幸せな人生を送るための人間関係の基礎作りを「しっかり根を張れ、ゆっくり芽を出せ」という当園の基本方針の下で行ってまいりました。子どもたちにはそんな成果を発表会で発揮してもらいたいと思います。もちろん学年やクラス、個人によって様々ではありますが、それぞれがそれぞれに合った課題や目標に対してその子なりの頑張る気持ちや悔しい気持ち、そして仲間とともに達成する喜びや出来ないことが出来るようになる喜びを大事に取り組んでいけたらと思います。

 

※山口台自治会による「どんど焼き」が1月13日(土)午後1時から麻生中学校で開催されます。団子は自治会で用意してくれます。田舎の恒例の行事として、この地域でも古くから行われて来ました。一年間の健康を願って行う楽しい行事です。例年、おしるこの用意があるようですのでご希望の方はマイカップ、マイ箸をご持参下さい。青葉幼稚園も協力をさせていただいておりますので是非ご参加下さい。

 

 

※言葉かけについて

「なんでこんなこともできないの?」なんて言葉を子どもにかけてしまった経験はありませんか?私もついついわが子に似たような言葉かけをしてしまったことがあります。良い言葉かけとは子どもが前向きに考えることができるようなポジティブな言葉で、冒頭の言葉かけはネガティブな言葉かけですね。しつけや仕事においてもこんな言葉一つで傷つけるか前向きに頑張れるかが変わってしまいます。慶應大学の中室牧子教授がその著書の中で「スケアード・ストレート」について紹介をされていました。直訳すればば怖がらせて(スケアード)、更生させる(ストレート)という意味ですが、1970年代のアメリカのドキュメンタリー映画で、不良少年の更生プログラムのお話です。本著書によればこの更生プログラムの結果について当時有効だと思われていましたが、実際よく調べると逆効果であることがわかったそうです。怖がらせて更生させる、幼稚園児用に言い換えると「早く寝ないとお化けがでるよ」とか、「悪い子にはお菓子を買わないよ」といったところでしょうか。

先日教育時間外のことですが、当園職員の指導のなかでこのような言葉かけにより大変心を痛めているというご指摘を頂きました。当然ですが子どもたちに成長をしてほしいと願う中でのことではありましたが、園内で共有し全教員であらためて言葉かけについて考える時間を設けさせていただきました。

青葉幼稚園は、子どもの自主性を重んじ、子どもたちの「やってみたい」「楽しい」といった主体性、子どもの気持ちを大事にする保育を行っていきたいと思います。

 

※餅つき

昔このあたり(山口谷戸)の農家は暮れになるとどこの家でもお餅をついていたそうです。父の話ですが、中学生くらいになるとかなりの量をつかされていた、と言っていました。

当園では2019年以来4年ぶりに大掛かりな餅つき大会になりました。合計14臼約30キロのもち米をお手伝いにお越しいただいたお父様、お母様と頑張ってつきました。

園児みんなで食べることは許されませんでしたが、お土産も完売!お味はいかがでしたか?ご参加いただいた保護者の皆様、保護者会役員の皆様有難うございました!